歯のはなしvol.32 歯を抜いたあとの治療とは
歯を抜いた後そのままにしておくと、両隣の歯が抜いたところに向かって傾いてきたり、かみ合う歯が抜いたところまで伸びてきたりして、かみ合わせが変わってしまいます。よって、何かしらの治療をした方が良いのですが、次のような方法が考えられます。
- ブリッジ(かぶせ、固定式)
両隣りの歯を削り、被せれるように形を整えて型を取り、歯科用の接着材料で固定する方法 - 部分入れ歯(着脱式)
両隣の歯を少しだけ削り、型を取って、着脱式の入れ歯を作る。両隣の歯には入れ歯のバネが掛かる。 - 歯牙移植
一般的には親知らずを利用して移植するので、大臼歯部(奥歯)に限られる。 - インプラント
主にチタンなどの生体親和性の材料を、人工の歯根として顎骨に植え込み、定着したのちに被せる方法。両隣の歯は削らなくてよい。 - 部分矯正
歯の抜けたところに、残った歯を動かしてきて、その代わりとする方法。
以上のような方法が考えられます。
その他、最新の研究として、自分の歯の細胞から、培養して新しい歯を再生し、抜けたところに歯の卵のようなものとして植え込む方法もありますが、まだまだ一般的なものではありませんので、自分の歯はできるだけ大切にしましょう。
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更新日:2020年03月24日