歯のはなしvol.28 妊娠と虫歯と赤ちゃんの関係

更新日:2020年03月24日

 妊娠中は内分泌の変化により、唾液に粘りが出たり、口腔内が酸性にかたむきます。また、食事回数の増加や、つわりによる清掃不良が重なり、虫歯になりやすくなります。ですが、この時期になるべく虫歯を作らないことが、赤ちゃんにも関係してきます。

 生まれたばかりの赤ちゃんの口腔内には虫歯菌(ミュータンス菌)はいません。虫歯菌は母親から乳児へ唾液を通して感染することが多いので「母子感染」とよばれます。特に食べ物を噛んで柔らかくしてから与えることや、スプーンやお箸を共有することから感染します。母親が虫歯菌を多く持っていれば、赤ちゃんに感染する危険性も高くなります。もちろん、お母さんだけではなく、父親や祖父母などの家族の虫歯もこれらの行為によりうつることがありますので、ご家族で虫歯を治療して、健康なお口を維持しましょう。

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