歯のはなしvol.12 歯並びの治療 ~なぜ必要なのでしょう~

更新日:2020年03月24日

 最近の学校歯科健診では、虫歯を見つけるだけでなく、歯周病や歯並びについても健診するようになりました。

 それは、悪い歯並び(不正咬合)が増加傾向にあることもありますが、早期予防をすることによって、できるだけ不正咬合などの疾患にかからないようにし、早期発見、早期治療によって、おおごとにならないようにしようということがあります。
現代社会では、食生活の変化(柔らかくてよく噛まなくてもいい料理を食べるようになった)などにより、顎の発達は悪くなり、逆に栄養は高いので歯そのものの大きさは少し大きくなり、歯の重なりや、歯と歯がすれちがってかんでしまう不正咬合が多くなっています。

 不正咬合はいろいろと悪影響を及ぼします。

  1. 食べたものが歯の間にはさまり、歯垢がたまりやすくなり、虫歯や歯周病になりやすい。
  2. 上下の顎の成長や、顔の形にも影響を与え、不調和をもたらす。
  3. ものを噛む筋肉の発達に影響を与え、筋肉のバランスが崩れて姿勢も悪くなる。
    (逆に筋肉のバランスや姿勢が悪いから、不正咬合になるともいえる。)

 このようなことがありますので、小さいときから、よく噛んで食べさせて不正咬合になるべくしないようにしましょう。

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