歯のはなしVol.105 おくちと飲み薬の関係(5)ステロイド(ぜんそく、リウマチ)

更新日:2020年03月24日

 ステロイドは、副腎から作られる副腎皮質ホルモンの一つです。免疫反応を抑えて炎症やアレルギーのかゆみを軽減したり、喘息やリウマチの症状を抑えたりする作用があります。
 アレルギーを多くお持ちの現代社会の方々に大変有用な薬ですが、副作用として免疫の低下があります。細菌が活発になるため歯周病が発生しやすく、抜歯の際にも細菌感染を起こしやすいため重症化しやすくなります。
 抜歯の際には、事前に細菌に対する抵抗力をつけるために抗菌薬の予防投与を行います。また、治療の際にストレスによるホルモン不足を引き起こす可能性もあるために、ステロイドの補充を行う可能性もあります。
 主治医の先生との連携も不可欠なので、治療の際にはご相談をお願いいたします。

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