歯のはなしVol.100 おくちと飲み薬の関係(2)血糖降下薬とインスリン(糖尿病)
糖尿病は予備軍も合わせると、全国に2000万人もいると言われています。膵臓から分泌されるインスリンの作用が、不足することによって起こります。血糖値のコントロールがされないと、様々な全身疾患(脳卒中、心筋梗塞など)を引き起こします。
通常において歯科治療は可能と言われていますが、重度の糖尿病患者では、傷口が治りにくいなどの治癒遅延を引き起こすため、注意が必要です。また、血糖値がコントロールされていないと、急な低血糖により気を失うなどの昏睡に陥ることもあります。
歯科と糖尿病の関係は実は深く、特に歯周病菌を減らすことによって糖尿病が軽減した、という報告もあります。
糖尿病の症状の変化によって、おくちの中も変化しやすいので、歯科治療の際は歯科医師にその旨を伝えるよう、お願いいたします。
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更新日:2020年03月24日