15 馬口池と馬場池 小枕・真南条中

更新日:2020年06月25日

其の十五●馬口池と馬場池 ■小枕・真南条中

源平の戦いのころ、源頼朝の命を受けた源義経が、平家討伐のため、京都から
神戸へ向かう時、城南村真南条を南行し、不来坂峠を越えて、一ノ谷へ行ったということです。
源義経は、鷲尾の三郎という人に道案内にし、真南条街道の山上にある千軒坊の寺や、龍蔵寺を焼き払いながら通過したということです。
その時、いつ敵軍が来ても戦いができるようにと、小枕にある春日神社に鞍を奉納して戦勝を祈願し、その近くにある池で馬の口を洗い、水とかいばを与えたところから馬口池と言うようになったそうです。
また、真南条中にある池では、汚れた馬の臀部を洗ったところから、馬場池といわれるようになったと言うことです。