天内(あもち)芋入りのっぺい汁(令和3年11月9日・19日学校給食献立)
大山天内地区特産品の天内芋を使用した「あもち芋入りのっぺい汁」
今日の献立には、大山地区の天内という地域でとれた里芋の一種である天内(あもち)芋を使用したのっぺい汁でした。のっぺい汁は、一般的には、料理の際に残った野菜の皮やへたを利用して、ごま油でいためたものを煮たものです。
給食では、調理の残りではなく、のっぺい汁のためにそろえたごぼう、にんじん、だいこん、こんにゃく、白ねぎ、干ししいたけに、天内芋を加えたものを鶏肉と一緒に煮込んでいます。
【天内芋の紹介】
大山地区内の大字大山上の天内谷(あもちだに)で代々栽培されてきた里芋です。一般的な里芋の種類では、土垂(どだれ)という品種になりますが、一般的な里芋に比べてねばりがあり「モチっと」した食感があります。美味であると高い評価を得ています。
地域の秋祭りはもちろんのこと篠山城下町の秋季祭礼のごちそうに天内芋はかかせなかったといわれています。昭和30年代までは城下町だけでかなりの消費量があったようで天内谷のほぼすべての農家が生産にあたっていました。
天内芋(あもちいも)
晩秋になると大山天内地区周辺で道端に掲げられています。
この天内芋は、天内地区地元の大山小学校の児童が、地域の方たちと一緒になって育てています。今日の献立の天内芋も、こうして大事に育てられたものです。
給食センターに納品された天内芋
子どもたちには、給食時間に学校給食センターから学校園に送っている献立情報として配っている「ランチタイム」で今日の献立の情報を伝えています。
天内芋
天内芋は、大山地区の天内谷で古くから作られてきました。天内芋は里芋の一種ですが、天内谷で栽培されたものだけを「天内芋」と呼ぶそうです。江戸時代には、篠山藩への献上品として使われていたとも伝えられています。天内芋は柔らかくて味がよく、粘りがあるのが特徴です。また、消化を助け、便秘の解消にも役立つ成分も含まれています。今日の給食は、大山小学校の3・4年生が栽培し、収穫した天内芋をのっぺい汁に入れています。もちもちとした食感の天内芋を味わってください。
子どもたちからの感想
今日の献立にも、おいしかったの感想をもらっています。
・天内芋、「おいしい」と大喜びの子どもたちでした。
・「もちもちしていておいしい」とおいしさを表現している子もいました。
・大山小学校の子どもたちが作った天内芋とてもおいしかった。
・今日は少し冷えたので天内芋入りののっぺい汁が温かくてとてもおいしかった。
・のっぺい汁に入っている天内芋は初めて聞いたけど、おいしかったです。(幼稚園園児)
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更新日:2021年11月19日