歯のはなしvol.74 ストレスと顎関節症

更新日:2020年03月24日

 顎関節症をご存知ですか。最近増えている病名で虫歯、歯周病とならぶ歯の3大疾患です。歯ぎしりや食いしばりからくる歯の破折などのデンタルコンプレッション症候群(過大な咬む力が、歯や顎関節や歯周組織を痛めつけている状態)も増えています。

 顎関節症とは、顎がカクカクしたり、顎関節が痛んだり、口が開かなくなってしまうなどの症状です。顎の関節は上顎の関節窩に、下顎の関節頭がはまり込んで動いており、その間には関節円盤がありますが、ストレスなどで無意識のうちに強く食いしばったり長く歯を合わせたままでいると、顎の関節に強い力がかかり、関節円盤がずれて音を出したり痛んだりするのではないかといわれていますが、本当の理由はまだ解明されていません。

 治療法は、歯を長く合わさないように意識すること。顎の体操をしてリラックスすること。マウスピースを作って就寝時の歯ぎしりを防止したり、関節の位置を調整することです。

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