歯のはなしvol.72 味覚の秋 噛むことと健康
味まつりの季節がやってまいりました。町は観光客で一杯です。農家の方は黒豆でお忙しいでしょう。
さて、よく噛んで食べることは、健康に有用です。弥生時代には1時間かけて4000回噛んで食べていたのが、現代では10分間600回しか噛んでいないようです。
噛むことの有用性
- 虫歯、歯周病の予防
噛むことにより唾液の分泌が高まり、歯の汚れを流し、虫歯、歯周病を防ぐ。 - 顎(あご)の発育と健全な歯並び
噛む刺激で顎骨(あごの骨)が発育し、歯が健全に並ぶようになる。逆に柔らかいものばかり食べていると歯並びが悪くなる。 - 記憶力、学習能力アップ
よく噛むことにより、脳に刺激がいき、記憶力が良くなる。衰えない。また、学習能力も高くなる。 - 身体能力のアップ
よく噛むことにより、歯列もきれいに並び、全体に力を込めて噛めることで、瞬発力が出る。 - 肩こり、腰痛の防止
歯のかみ合わせが悪いと肩こりや腰痛につながることがある。また、よく噛まないで食べていると、骨密度が低くなり、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)につながることがある。
などです。
ただし、過ぎたるは及ばざるがごとしで、あまりにも強く噛んでばかりいると、それはそれで歯が欠けたり、歯が割れたりにつながるので、適度がよいです。
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更新日:2020年03月24日