歯のはなしvol.72 味覚の秋 噛むことと健康

更新日:2020年03月24日

味まつりの季節がやってまいりました。町は観光客で一杯です。農家の方は黒豆でお忙しいでしょう。

さて、よく噛んで食べることは、健康に有用です。弥生時代には1時間かけて4000回噛んで食べていたのが、現代では10分間600回しか噛んでいないようです。

噛むことの有用性

  1. 虫歯、歯周病の予防
    噛むことにより唾液の分泌が高まり、歯の汚れを流し、虫歯、歯周病を防ぐ。
  2. 顎(あご)の発育と健全な歯並び
    噛む刺激で顎骨(あごの骨)が発育し、歯が健全に並ぶようになる。逆に柔らかいものばかり食べていると歯並びが悪くなる。
  3. 記憶力、学習能力アップ
    よく噛むことにより、脳に刺激がいき、記憶力が良くなる。衰えない。また、学習能力も高くなる。
  4. 身体能力のアップ
    よく噛むことにより、歯列もきれいに並び、全体に力を込めて噛めることで、瞬発力が出る。
  5. 肩こり、腰痛の防止
    歯のかみ合わせが悪いと肩こりや腰痛につながることがある。また、よく噛まないで食べていると、骨密度が低くなり、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)につながることがある。

などです。

ただし、過ぎたるは及ばざるがごとしで、あまりにも強く噛んでばかりいると、それはそれで歯が欠けたり、歯が割れたりにつながるので、適度がよいです。

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