歯のはなしVol.104 口臭が気になったことはありませんか?

更新日:2020年03月24日

 口臭が生じる原因にはさまざまなものがありますが、一番は歯周病です。歯周病は、細菌に感染することによって発生する感染症です。細菌は、お口全体に増殖しますが、特に歯と歯ぐきの間の歯周ポケットで増えていきます。歯と歯ぐきの間は歯ブラシが入りにくいため、細菌が産出した口臭の原因物質を発生させやすい環境になります。
 原因物質が多くなると、口臭が発生します。ですから、口臭を予防するには、歯の表面だけでなく、歯周ポケットの中までお掃除することが必要です。
 多くの歯周病は適切なブラッシングで改善されます。歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシを使うことも効果的です。
 歯周病がより悪化すると、膿が発生してしまいます。これは歯槽膿瘍と言われ、そうなればより強い臭いを発生し、痛みも生じます。歯の寿命も著しく縮めてしまうのです。
 口臭の原因はその他にも虫歯・ドライマウス・全身疾患などがありますが、そのほとんどの原因がお口の中の細菌です。気になるところがあれば、お近くの歯医者さんに行って治療し、定期的なメンテナンスをしましょう。

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