歯のはなしvol.8 顎関節症の治療 ~あごの痛みを放っておかないで~

更新日:2020年03月24日

 顎関節症とは前回お話したように耳の下のあごの関節が痛んだり違和感を覚えたりする症状です。
 うつぶせ寝やほおづえなどの習慣や、姿勢の悪さなどが影響する場合があります。疲れていたりストレスがある場合も、食いしばりがちになり、血行が悪くなって、痛みを感じやすくなります。あごを開けるときに音がする場合は、食いしばっていたり、下あごを奥に引いて噛む習慣になっていたりする場合に、関節部分の骨と骨の間にある円盤が前にずれるて起きるのです。
 そのため治療は逆に下あごを普段より少し前に出してかみ合わせを決め、取り外しのできるマウスピースをつくり、楽になるまで調整を繰り返します。こうすることで、前にずれてしまった関節円盤がもとの場所に戻ることを手助けするのです。

 ただ、スポーツやけんかなどの外傷原因、また腫瘍や骨の形態異常の場合もありますので、そうした場合は口腔外科で関節部を精査してもらう必要があるでしょう。

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