歯のはなしvol.11 インプラントって何2 ~誰でもできるの~

更新日:2020年03月24日

 人工歯根(インプラント)を応用することにより、歯を多数失った場合にも複数のインプラントを埋め込んで連結してかぶせたり、歯が1本もない総義歯の人にも、1~5本のインプラントを埋め、磁石などを組み込んでその上に義歯が乗るような形にすることもできます。

 ただしインプラントは骨に埋めるものですから、骨がない場合には基本的にできません。(埋める前に骨を移植したり、骨の増殖を誘導することで、できるようになることもあります。)また、骨がやせていくような病気の人にも適していません。
インプラントが出来ない症例として、重度の全身疾患や骨形成不全、また、創傷の治癒を遅らせる糖尿病や肝臓病の人にも適応できません。

 骨粗しょう症や出血性素因のある人にも、適していません。また、歯ぎしりの強い場合も悪影響を及ぼします。
 また、手入れ(基本的に歯周病と同じ)をきちんとした方では25年以上長持ちしている方もいらっしゃいますが、口の中の手入れが出来ていなかったり、途中で病気になったりすると、インプラントの寿命は短くなります。

 インプラントを行われるに際しては、かかりつけ歯科医によく相談されて、判断をされるのがよいと思います。

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