歯のはなしvol.14 不正咬合の原因 ~悪習癖の影響~

更新日:2020年03月24日

 癖というのは無意識にしていることですから、案外自分では気がつかないことが多いのですが、こうした毎日の何気ない癖が、実は悪い歯並びの原因となっていることがあります。

  1. 舌をもてあそんだり、突き出す癖嚥下するときに舌を前に突き出す癖は最も多いものです。上の前歯の裏を押せば出っ歯に、下の前歯の裏を押せば受け口に、上下の前歯の間に突き出せば開咬となります。嚥下時の舌の位置は、口蓋(上の前歯より少し後ろ、上あごの天井)に吸い付いているのが正しいのです。
  2. 上の前歯で下唇を咬む癖軽く咬んでいるだけでも毎日続けば出っ歯になります。唇の厚さの分だけ前歯が出ます。
  3. 頬杖勉強したりするときに頬杖をつく癖があると、腕の重みで歯列の幅が狭くなり乱杭歯になります。寝る時に下を向いて顎の下に手をついていてもこうなります。
  4. 口呼吸
    口を常に開けていると上下共の歯が飛び出たようになります。このような癖をしておられる場合は今日から出来るだけしないように注意してみましょう。少しの力でも毎日だと歯を動かしてしまうのです。

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