歯のはなしvol.37 歯を抜いたあとの治療5

更新日:2020年03月24日

(5)部分矯正

 歯を抜歯したあとのもう一つの方法として、部分的に歯を矯正する方法があります。これは、抜いた歯の前後の歯を動かして、抜けたところの隙間を埋めてしまおうというものです。奥歯が抜けた場合、その前や後ろの歯が内側や外側にゆがんで生えていると、そのままではブリッジにしてかぶせることが難しいため、矯正してきれいな歯並びにしてからブリッジにする場合があります。また前歯でも、八重歯の前後の歯が抜けた場合、そのままではきれいにかぶせることができないので、部分矯正してからブリッジにすることがあります。

利点:自分の歯を動かして使うので、資源節約になる。理想的な配置にしてからかぶせることができる。

欠点:歯はすぐには動かないので、治療は数ヶ月、あるいは一年以上かかる。これまで、歯が抜けた場合に考えられる治療について、数ヶ月かにわたって説明してきました。

 参考にしていただいて、利点と欠点を良く考慮したうえで治療方法を決定してください。

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