歯のはなしVol.129 子供のお口を大切に！ (5)噛むこと

(5)噛むこと

「よく噛んで食べましょう」とはよく言われることです。では、なぜよく噛むことが必要なのでしょうか？

噛むことで顎の筋肉を使うことは、顎の骨の成長を促します。顎の広さが大きくなることによって、歯の生えるスペースができ、歯並びが良くなります。成長期に十分に顎が成長していないと、歯の生え方がバラバラになって歯磨きがやりにくくなり、虫歯の発生率も上がってしまいます。

また、よく噛むことが必要な食べ物は歯ごたえがある食べ物です。そういった食べ物は食べるときに歯の汚れも取ってくれます。実際、野生生物は生肉や繊維質の多い硬い食べ物を食べているため、虫歯は非常に少ないです。硬い食べ物は、天然の歯ブラシなのです。

日々の食事の中にまずは一つ、歯ごたえのある食べ物を導入してはいかがでしょうか？

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