歯のはなしVol.130 子供のお口を大切に！ (6)歯磨き

歯医者さんに行ったら、必ず「歯磨きをしましょう」といわれます。では、そもそもなぜ歯磨きが必要なのでしょうか？

歯磨きの目的は、食事の後の食べカスをとるためと思われていますが、実は正確ではありません。歯磨きでとるものは『歯垢』なのです。食事をしたのち何時間か経つと、歯の表面がヌルヌルしていきます。これが歯垢で、虫歯菌の排泄物です。これは水には溶けないのでうがいでは取れません。必ず歯ブラシなどでとる必要があります。

歯垢は時間がたてばたつほど増えていくので、食事の後できるだけ早く歯磨きするほうが効果的です。早めに磨くことで歯垢が取れやすく、また歯垢の原因である糖分も除去してくれます。結果として歯垢の発生を抑えることができます。なお、歯垢の発生は眠っている時が一番多いため、寝る前にしっかりブラッシングすることが一番効果的です。

毎日欠かさず歯磨きすること、これが一生おいしく自分の歯で食事をするため大切なことです。