歯のはなしVol.145こどもの口腔機能発達不全症(3)くちをとじる

更新日:2023年12月06日

唇の力が足りないのが「ポカンぐち」。特に永久歯の前歯が生える小学生低学年時期に「ポカン」としていると、前歯が出っ歯になり、歯並びが著しく悪くなります。
その原因の一つとして口呼吸があります。人間は本来鼻で呼吸するものですが、くちで呼吸してしまう子供が増えています。通常の安静時や睡眠中のおくちは閉じて鼻で呼吸するのが普通です。
言って伝わる年齢ならば、まずは「おくちがあいているよ」と注意喚起してみましょう。しかし、完全に癖になってしまったり、くちの筋肉の発達不全の場合には、すぐポカンと開いてしまいます。
くちの筋肉を鍛えるには、笛などを吹くのが効果的です。くちをすぼめ勢いよく息を吹くことによって筋肉が鍛えられます。ただし、慢性的な鼻詰まりや扁桃腺炎、アデノイド肥大などの症状があると、そのせいでそもそも鼻で息ができない時もあります。その場合は耳鼻咽喉科の先生にも相談が必要でしょう。

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