教116 自分を問う 人権・同和教育セミナー(教育長ブログR3.10.5)

更新日:2021年10月05日

丹波篠山市人権・同和教育研究協議会主催の人権・同和教育セミナー第2回「丹波篠山 人権の歴史~古文書に見る丹波篠山の人権の歴史 差別と闘った先人に学ぶ」を受講してきた。

差別の歴史(実態)を知ると同時に、自分の心の中の差別性について問いかけました。

 

今に残る江戸時代の古文書には差別の実態(死んだ牛や馬等の始末・刑場の管理等の負担を強要、酒造出稼ぎ禁止、浅黄無紋の着衣を強要等)が記されていると同時に、差別の撤廃や正義(人々)のために命がけで戦った人達がいた事実(柿年貢反対一揆―越訴した庄屋9名は高城山山麓で磔、明和8年の年貢減免要求一揆―首謀者は死罪、酒造出稼ぎ禁止反対の直訴―歎願者は10年にわたる牢屋暮らし、明治2年の世直し一揆―首謀者は斬罪等)も記録されている。

 

 

これを学んで自分に問うてみた。自分なら果たして命を懸けて、正義や人々のために戦うことができるだろうか。

 

自分の子どもや家族の為なら出来るだろうが、果たして家族以外の人々のために自分を犠牲にできるだろうか。

 

史実として自分の村や藩のために命をかけて闘った人がいる、現在の社会にも市民の為、人のために自己をなげうって頑張っておられる人がいることを今一度しっかり認識しなおし、自分の弱さや未熟さを自覚して、自己の改善に一層努めたい。


 

☆自分の人権意識を高めるには、「まず知ることから始まる」。今後も人権セミナーをはじめ、いろんな機会に学び続け、自分を磨いて行かなければならないと考えています。

セミナー1

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