教118 地域特性を活かした取組 化石発掘体験(教育長ブログ R3.10.7)
丹波篠山市と丹波市にまたがる篠山層群は、日本最古級の哺乳類「ササヤマミロス・カワイイ」や国内最大級の恐竜「丹波竜」をはじめ、多くの恐竜や哺乳類などの化石が見つかっている化石の宝庫。
本市では、その地域特性を活かして化石発掘に関する事業を展開しているが、今回その一つの丹波並木道中央公園で行われた化石発掘体験イベントに参加してきたじょう。
世界の恐竜化石産地の多くは、人里離れた山奥や砂漠の中にあるが、「篠山層群」は、お寺の庭先、神社の境内、公園の中や河川敷などにひょっこり顔を出す。丹波地域は「篠山層群」の上に農村風景が広がる世界的にも非常に希少な地域です(「大地とくらしのガイドマップ)より)
この地域特性を活かして、市教委では子ども達の化石や自然や理科に対する興味関心を高める「化石発掘体験イベント」(年3回)や「校外学習プログラム」(市内全小学校対象)を実施している。
今回の化石発掘イベントは、丹波並木道中央公園や人と自然の博物館と連携して、太古の生きもの館の奥岸化石保護技術員が中心となって、市民ボランティアと一緒に各回(一回1時間、3回実施)10名までの小学生等の石割発掘体験を指導した。
今回の体験会は、実際の発掘現場で出た岩塊を保護メガネをかけた子ども(一部保護者)がハンマーで割って、中の化石を見つけるというもの。
中には約1億年前にできた石を割って、貝エビの化石を見つけた小学生もいた(見つけた化石は博物館が保管)。
参加した子ども達はここでしかできない貴重な体験をしたと共に、あきらめないで石を割り続けるというがんばる力も体験できたのではないかと思う。
これからも子ども達に、本市の特色を生かしたここでしかできない体験の機会を提供していきたい。
☆参加した子ども達に、地域の特性を活かしたここでしかできない貴重な体験の場を提供した化石発掘体験会
中には子ども以上に夢中になる保護者も見られた。化石探しの石割りに夢中になる保護者って素敵です。
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更新日:2021年10月07日