教153 ガイド説明もおもてなしの心も 篠山小学校お城ガイド（教育長ブログ R3.12.13）

国指定史跡「篠山城跡」で、篠山小学校の6年生児童が観光客（今回は地元まちづくり協議会メンバー等）にお城の歴史を案内する『お城ガイド』に参加して、子ども達のたくましさとおもてなしの心に感心したじょう。

「お城ガイド」は篠山城跡の中にある篠山小学校で11年目を迎えるお城の中にある小学校ならではの取組。今年も6年生が6月から地元観光案内グループ「ディスカバーささやま」のメンバーに教えて頂きながら練習してきた。

子ども達は5～6名の班に分かれて、各自が自分の好きなポイント（門・石垣・井戸・天守台・大書院等）を中心に学習し、この日も班ごとに分かれて城跡内各地を地元まち協の方々にガイドした。

教育長が入れてもらった班は、誰もが落ち着いて笑顔で話し、途中出会った本物の観光客の方にも聞いていただくというハプニングにも動じず丁寧に説明していた。

教育長も、「石垣に本物の岩盤が混じっていること」や「埋門前に咄嗟の時に門を閉じるのに使われる築山があること」等初めて知ったこともあってとても興味深かった。

さらに感心したのは、ガイド途中に彼らが「足元に気を付けてください」とか「離れないようについてきてください」とか絶えず観光客（役の大人）に気を使ってくれることだ。とどめは途中トイレに入った教育長がトイレから出ると、班の子ども達が自分たちが案内していた人の姿が見えないと探し回ってくれていたことだ。

本当に篠山小学校の児童達のおもてなしの心（思いやり）とどんな事態にも明るく対応できる逞しさには感心した。彼らなら中学校に行っても、高校に進んでも、大人になっても立派に本市を支えてくれるだろう。

☆しっかりとアドリブやガイドレンジャーのポーズやクイズ等も入れながら、当意即妙にお城をガイドする篠山小学校6年生（聖組）の児童達