教172 多様な人で地域課題の解決 獣がいフォーラム(教育長ブログ R4.1.14)

更新日:2022年01月14日

地域外人材を活用した獣がい対策や、新たな担い手による獣がい対策実践などが報告された「第4回獣がいフォーラム」に参加して、獣害対策だけでなく、地域課題や教育にも活かせる示唆をいっぱいつかめたじょう。

 

山林が多く野生動物の生息に適した日本は、昔から獣害によって農作物が被害にあってきた。丹波篠山市の農作物や果樹もイノシシやシカ・サルの被害にあうことは多い。これを何とかしないと、作り手の意欲が失われ、ますます耕作放棄地が増えてしまう。

 

獣害柵もほとんどの村に設置されているが、高齢化で年々点検も厳しくなっている。こうした状況を打ち破るために、地域外の人も点検や柿取りなどに参加してもらう。小中高生や大学生などの若い力やロータリークラブなど新たな担い手も参加してくれ始めたという。

 

そもそも「獣害」を「獣がい」と書くのは、野生動物が一方的に悪いのではなく、野生動物と人間が里地里山ですみ分けや共生できることを目指し、「がい」を「害」とだけとらえず、この対策を「やりがい」や「いきがい」に転換する意図があるのではないと捉えている。

 

教育長もこのフォーラムに参加して発表を聞く中で、獣害対策だけでなく教育を含む課題解決に向けたヒントを得ることができた。

・(課題解決には)しんどさと楽しみを共存させるのが大切。

・失敗(作物被害等)があったからこそ、課題解決能力向上や達成感につながった。

・課題解決に得意分野(情報発信・ツアー企画等)を活かして貢献する。

・関わると学びややりがいが出てくるが、そのきっかけ作り(発信等)が大事

 

これだけでは何のことかわからないだろうが、詳細が知りたければ教育長室までお越しください(これもきっかけ作り策か)。

ともかく、大山小学校や篠山東雲高校生、篠山鳳鳴高校で地域課題に目覚めた大学生等の若い力に頼もしさを感じた。このフォーラムの学びを活かして、様々な課題に楽しみの要素も入れながら取り組んでいきたい。


☆主催者の仕掛けづくりがすばらしく、多くの人(若者含む)を巻き込んだ活気あるフォーラムで、たくさんのヒントを感じた教育長。

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