教177 空気を変える 丹波篠山の高校へ行こうポスター（教育長ブログ R4.1.25）

最近、市内のあちこちで市内3高校の高校生が写った「丹波篠山の高校へ行こう」ポスターを見かけられるようになった。これは本年度市教委が取り組んでいる市内中学生の地元高校への進学対策の一環で、「何となく市外の高校へ」という空気を変えてくれるのではないかと思っているじょう。

市内には特色ある3つの県立高校がある。どの高校でもしっかりとした学びや魅力的な取組が行われているが、それが市内の中学生や保護者・市民に上手く伝わっていないのではないかという問題提起がある。

そこで、市教委も高校と協力して、各校の魅力や取組、高校生活などを紹介しようと、これまでも中学校毎の高校説明会や、市広報や新聞を活用しての学校紹介、市のホームページやLINEでの動画配信などに取り組んできた。

こうした取組もなかなか直ぐには「市外進学者を止める」という流れにはつながっていないが、ここにきて「市内高校を応援しよう」という空気が徐々にではあるが市内に出て来たのではないかと市民の声などを聞いて感じている。

何も無理に「市内の子は絶対に市内高校へ」という気持ちはない。自分の夢や進路に基づいて進学先を決めるのが本筋だと思っている。ただポスターにも書かれているように、

「高校行って何がしたい？」

「それ、丹波篠山でできるで」

ということは強く言いたい。

勉強や部活、卒業後の就職や進学で高校を決める生徒は多いと思うが、市内3高校でそれらはすべて実現できる。さらに、市内高校へ行くと通学時間も費用も短縮でき、うまれた時間で部活も勉強にもより打ち込め、家計の助けにもなる。さらにさらに、市内3高校はどこにも地元と関わる授業や活動があって、地域の魅力や課題がより見えてくる。18歳までみっちり世界に誇る丹波篠山の自然や文化・風土の中で育って、今後の人生を生きる土台を育ててほしい。

そんな思いで「丹波篠山の高校へ行こう」キャンペーンに取り組んでいる。空気が変わって一人でも丹波篠山の高校へ進学してくれる人が増えると本当に嬉しい。

☆市役所・中学校はもちろん、市内各地の公共施設や店舗等に掲示され、「何となく市外の高校へ」という空気を変える「市内高校へ行こう」ポスター