教180 目標に向かって 丹波篠山ABCマラソン （教育長ブログ R4.1.31）

新型コロナウイルスの感染拡大のため第42回丹波篠山ABCマラソンの中止が実行委員会で決定された。ABCマラソンが中止になることは本当に残念だが、これまで感染対策をいろいろ講じながらマラソン実現という目標に向かって準備は着実に進められていたじょう。

今回で42回を迎える丹波篠山ABCマラソンは丹波篠山に春を告げる恒例の行事で、毎回全国から多くの参加者が訪れ、大会運営ボランティアにも多くの地元の人が参加する。

前回はオンライン開催、前々回は直前中止となっているので、今回は是非とも実施したかったところだが、これだけ感染が拡大し市の医療体制が逼迫している状況からすると開催中止も仕方がない。

今回の大会も何回も事前協議を重ね、実行委員会も開催し、1年をかけて準備してきた。

ここまで準備して大会が実施できないとなるとそのショックは関係者にとって計り知れないが、こうした状況は人生においても起こり得る。

今回の新型コロナウイルスの感染拡大のように自分のせいではない出来事で、予定していたことや目指していた目標が突然消えてしまうということだ。

夢や目標がなくなるのは本当に辛いが、残念な気持ちをいつまでも引きずっていると余計にダメージが大きくなる。

どうしようもないことは受け入れ、次の一手を考えて行かなければならない。今回が中止と言うことになれば、返金作業をスムーズに行ったり、今回の教訓を活かして来年の大会をどうするかということを考えたり、やることは一杯ある。

今大会が中止になっても、得たものもある（ワクチン接種証明提出や抗体検査の実施、人数制限による参加費の値上げなどの負担はあっても全国から参加者に集まって頂けるということが分かったこと、感染対策をとりながらの大会運営方法が明確になるなど）。こうした経験は次回に活かせる。

人生においても、目指していた夢や目標が何らかの理由でかなわなくなっても、その準備の過程でつかんだものを活かして、新たな夢・道に向かって進んで行きたい。大事なことは何があっても歩みを止めないということだ。

☆大会に向けた準備の一部。次回大会に向けて今回の準備を踏まえて前へ進んで行きたい。