教184 ICT（情報通信技術）活用進化中 多紀小研究のまとめ（教育長ブログ R4.2.14）

年度末が近づき、各学校園における本年度の教育・研究のまとめや研究会の開催が行われている。今回はそのうちの一つ多紀小学校の「研究のまとめ」を紹介するじょう

多紀小学校は令和3年度丹波篠山市教育委員会指定事業（自由研究）において、『ICTの効果的な活用と新たな学びを目指して』をテーマに取り組んできた。

令和3年度から国のGIGAスクール構想（小中学生に一人一台コンピューターを配布し、通信ネットワークも整備して活用し、多様な子ども達を誰一人取り残すことなく充実した学習を行っていく）が本格的に始まり、本市においても小中学校において一人一台端末を活用した授業が進んでいる。

今回の多紀小の「研究のまとめ」はその一つの成果で、中には多くのICTを活用した実践事例が紹介されている。

例えば、6年生の国語科の授業では、朗読発表をビデオ撮影し自分が感じたことや考えたことがみんなに伝わるように朗読できたかどうかを自己評価する。他校の発表動画を視聴することで、自分たちの課題や特色に気づき改善につなげる等だ。

年間を通じて多くの学校、多くの学級で使い方に慣れ、効果的な授業方法の研究も進み、児童生徒の情報活用能力の育成や主体的で対話的な学びが進んできている。

従来の授業の良いところとICTを活用した授業の良さの両方大事にしながら、今後もますます子ども達の学びを進めて行きたい。

☆多紀小学校の令和3年度「ICTの効果的な活用と新たな学びを目指して」研究のまとめ冊子とそこにも入っている子ども達の授業の様子。このような活用シーンは市内随所で見られます。