教195 もっと知ってほしい 篠山層群化石（教育長ブログ R4.3.14）

「丹波篠山市脊椎動物化石保護・活用委員会」が開かれ、令和3年度の事業報告と令和4年度の事業計画について協議した。委員の皆さんからは「日本でも有数のきれいな化石が見つかる本市の魅力をもっと市民に知ってもらいたい」という意見が多く出されたじょう。

丹波篠山市と丹波市にまたがる「篠山層群」、化石がこれほどきれいに残っている地層は珍しい。丹波市で発掘された「丹波竜」が有名だが、本市からも恐竜をはじめ多数の化石が見つかっている。

本市は、地層を間近で観察できる場所（宮田露頭）もあり、化石発掘体験イベントや小学校6年生を対象とした学習プログラム（篠山層群についての授業や石割体験等）も実施している。平成29年に開館した「市立太古の生きもの館」もある。

しかし、まだまだ市民の中には知らない人が多いのではないか。もっと周知して、「自分たちのまちはすごいところだ」「長年にわたって生物が生き続けられる環境が自分たちのまちにはある」ことを知ってもらい、自分たちのまちへの誇りと愛着を高めてほしい、というのが各委員の熱い思いだ。

☆石割体験で発掘した化石を展示したり、駅前などの目につくところに恐竜の模型を設置したりなど、いろんなPR案が出された委員会

市立太古の生きもの館・太古の生きもの市民研究所の奥岸化石保護技術員や市民ボランティアを中心に、化石発掘体験イベントや小学校プログラム、宮田露頭での発掘や石割調査など化石の保護と活用は来年度も引き続き進めます。