教197 見事なハーモニー メロマン室内管弦楽団演奏会（教育長ブログ R4.3.16）

コロナ禍で延期され、2年半ぶりに丹波篠山市に拠点を置くアマチュアオーケストラのメロマン室内管弦楽団の演奏会が田園交響ホールで行われた。指揮者の指揮に合わせて、各楽器が奏でる見事なハーモニーに包まれながら、こんな調和が日常でも出来たら素晴らしいと感じたじょう。

メロマン室内管弦楽団は1965年に数人のメンバーで本市に生まれ（今年で結成57周年）、現在は団員と団友で約50名が所属し、今回が43回目の演奏会となる。

今回の演奏曲であるベートベン交響曲第3番「英雄」は、彼の生誕250周年を記念して2020年に演奏会を予定されていたが、練習もままならず延期を余儀なくされ、今回ようやく演奏できたという。

熱い思いのこもった演奏で、バイオリンやビオラ・フルート・クラリネット等が、時に静かに、時に大音響で聞く者を魅了した。

全ての楽器が演奏される山場もあれば、トランペットやホルン・パーカション等一種か数種の楽器が入れ替わ立ち替わり全体をリードする場面もあったり、旋律が目立つ楽器もあればそれを底部で支えるチェロやコントラバスの響きもあったり、構成楽器の絶妙な調和が何とも言えず素晴らしかった。

これを聞いていて、家庭でも職場でも、ご近所や仲間のグループでも、各自の持ち味を活かし、それが響き合って全体の調和や出力が最高となる状態が醸し出せるのではないか、自分が関わる場でそうした状態を目指したい。

☆演奏中の撮影は禁止なので、開演前と田園交響ホール入り口看板。心地よさと気づきがつまった生演奏会でした。