教200 前例にとらわれない 小学校卒業式(教育長ブログ R4.3.24)

更新日:2022年03月24日

3月24日に丹波篠山市の小学校卒業式が行われた。市内14の小学校で行われた式の内容は、卒業証書授与・学校長式辞等基本は同じだと思うが、細部には各学校の特色が表れている。教育長が参加した城南小学校卒業式は前例にとらわれないユニークな内容で、子ども達に柔軟な発想の大事さを伝えるものだったじょう。

 

ちょっと挙げてみても、1.卒業生や校長先生たちが着けている「ブーケ」が造花ではなく生花だった 、2.「卒業生入場」はステージ上からフロアに降りて来た、 3.「卒業生入場」で担任は先導ではなく、アルトサックスで入場曲を吹いていた、4.「卒業証書授与」の卒業証書は日本語のものと英文のものの両方あった、 5.「校長式辞」で校長先生は環境整備に励む校務員さんの名前をあげて感謝を伝えられた、 6.卒業生が歌った「旅立ちの日に」のピアノ伴奏を児童がした(これは他の学校でもあるかも)等いくつもある。

 

校長先生の式辞や卒業生のことば(答辞)は、内容は違えども、どの学校でも感動的なものであるのは共通する。

 

城南小学校の中野校長は、途中で子ども達に目を閉じさせ、1.お父さんお母さんにしてもらったこと、 2.家族に迷惑をかけたこと、 3.自分が家族にしてあげたこと、を思い浮かべるように言い、家族への感謝や「ありがとう」の気持ちを持つことの大切さを話された。感謝の心を持つ人は自分を大事にするとも話された。

 

城南小学校6年生の「門出のことば」は、全員が呼びかけの形で自分たちの思いを伝えた。自分の時間を他の人のために使うと時間が生きてくる。だから私は、「困った人を助けたい」「人の役に立てる仕事につきたい」等と力強く自分の思いを語った。

楽しい時の自分も恥ずかしい時の自分も、どんな時の自分も大切にしたい。ここにいる仲間と一緒に過ごせた時間に感謝して私たちは、いま旅立ちます(ここから歌に続く)。どれも感動的だった。


 

☆前例や固定観念にとらわれないユニークな城南小学校卒業式。柔軟な発想で人生の課題を乗り越えようとのメッセージが詰まった式でした。

 

城南1
城南2
城南3
城南4

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