教50 丹波篠山の高校へ行こう2022(教育長ブログ R3.6.18)

更新日:2021年06月18日

現在、丹波篠山市教育委員会では、『丹波篠山の高校へ行こう2022(ニイマルニイニイ)』というキャンペーンを行っているじょう。背景には近年の市内三高校の定員割れが続く状況があり、市民の皆さんに三高校の素晴らしい教育内容を知ってもらい、市内高校への進学者を増やすのがねらいだ。

 

この春の市内中学生が市内3高校へ進学した割合は54.5%で、これは10年前の75.8%(平成23年春)から大きく減少している。

また、昨年度の市内中学校卒業生は303名とこれまでで最も少なく、結果3高校の今春入学者は定員を大幅に割り込んだ(入学者280名/定員360名)。

 

このままでは、普通科から職業科・農業科まで特色ある教育を展開する3つの高校が維持できない可能性がある。これに危機感を感じる市教委が、関係者との話し合いの中から、市教委にできることをさらにやろうと動き出したのだ。

 

市教委はかねてから丹波篠山市キャリア形成支援事業「夢プラン」を行ってきており、これは中学2年生に好評を得ているが、その後のフォローが必要で、3年生に3高校の実態を知ってもらうことが必要と、各中学校ごとの高校説明会を計画している。「定員を割っているからと言って決して授業内容や学校生活が充実していないということではない」ということを知ってもらいたい。

 

高校を知るには、「オープンハイスクール」などで、その高校を自分の目で確かめるのが一番だ。説明会はそのきっかけになればと考えている。

 

他にも通学の支援や普段からの中高連携や小高連携等も考えられる。いろんな知恵をしぼりながら、市内の子どもが高校まで安心して学ぶ体制(3高校維持)を守っていきたい。

 

もちろん、高校選択は中学生自身が自分の将来の進路を考えて行うものだ。市外にも優れた高校はある。何が何でも市内の高校へと言うつもりはない。

 

しかし、どの高校へ行っても高校生活を充実させるのは自分自身だ。有名高校へ進学したからと言って自分の将来が約束されるわけではない。

 

以上のことをよく理解した上で、せっかくこの豊かな自然と素晴らしい文化の本市に生まれた子ども達には、高校までしっかりこのふるさとで学び、その後は、世界で、地元で、ご縁のある土地で、活躍してほしい。

 

高校まで市内で学んだ生徒は、楽しく充実した人生を生きられる。

 

市内高校で学び、市内高校で教えた教育長が言うのだから間違いない。

お気楽教育長の言うことは信用できないと思う人もいるかもしれないが、教育長が機嫌よく生きているのは間違いない(-_-;)


 

☆高校のパンフ等を見ながら、市内3高校の盛り上げと、自分の高校時代や自分が高校で勤めていた頃の思い出に浸る教育長。キャンペーン以外の課題も山積し、思い出に浸ってばかりいる場合ではない。

授業の様子1
授業の様子2

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