教58 古くて新しい 国登録有形文化財 (教育長ブログ R3.7.1）

国の有形文化財に登録された「今村家住宅（いまむらけじゅうたく）」の登録証および登録プレートの伝達式に、丹波篠山市西町にある今村家へ行ってきたじょう。

今村家は大正時代に活躍された篠山焼の今村静斎氏の生家であり、庭には登り窯も残っている。

明治38年建築の元製陶工房「陶々菴」と土蔵、昭和8年建築の貸店舗の3棟が国登録有形文化財登録に。

「陶々菴」はギャラリーとして活用され、かつてパン屋さんにも貸された貸店舗は最近その古いたたずまいを気に入ったデザイナーが、昔の雰囲気をそのまま残してデザイン事務所として開業されていた。

ちょっと昔のものは古臭い感じでも、もっと昔のものは却って新しい感覚で見直される。河原町や福住の伝統的町並みも、現在多くの人を惹きつけている。

おっさんダジャレギャグの教育長（「教育長今日行くじょう」など）も、もうちょっと頑張れば古くて新しいキャラとして見直されるかも。

ともかく、この度の今村家住宅は、本市各地に残る伝統的な建物の保存と活用のモデルになっていただけると期待している。そして、コーラス・国際理解センター・観光ボランティア・まちづくり等多方面に活動されている御当主今村俊明さんは、定年後生活の元気なモデルだ。

☆古くて新しい魅力いっぱいの今村家貸店舗と陶々菴