教61 桜苗木から学ぶ環境の大切さ(教育長ブログ R3.7.6)
これまでの『教育長今日行くじょう』ブログは、教育長が出かけたり、訪問を受けたりした内容を発信してきた。今回は教育長が自分の家で育てている桜の苗木(一昨年2本購入、ともに枝垂桜)の成長ぶりから、環境の大切さについて考えた内容を発信するじょう。
人の成長には、家庭環境や学習環境等の環境が大事とはよくいわれる。環境の大事さは人間だけでなく、他の動物や植物にも当てはまる。生物は環境の変化によって、進化したり絶滅したりしてきた。
同じ時に購入した二つの鉢植えの苗木を、一つはそのまま机上に置いて、もう一つは庭に移植した。1年半ほどたった今の姿が下の写真だ。
写真を見てもらえれば分かる通り、机上の鉢植えのものは毎日水をやっているが現在の長さは30センチメートルほど。一方、庭にうつした方は枝を持ち上げてみると教育長の身長を超えて2メートル余りある。ざっと7倍ほどの差になっている。
庭に移植した方がよく伸びてはいるが、二股の一方の枝は虫にやられたのか枯れかけ、机上の鉢植えは短いけれども春には花が咲き、毎日教育長を和ませてくれている。
このように環境が違えば成長スピードは大きく違うが、環境によって変わるのはスピードだけなく存在意義そのものも変化することが分かった。
ここから人の成長も環境の影響は大きいということと、環境によって生きる目的と言うのか存在価値自体も違ってくる、それほど環境の持つ意味は大きいということだ。
枝垂れ桜苗木からの学びは大きい。
(ここから教育長としての学びはこうだ)
〇子ども達に豊かで多様な学びの環境を準備することの大切さ。
・教師などの人的環境、校舎などの物理的環境等によって成長に差がでるから
・人の成長には環境だけでなく意志も大きく関わるので、本人の意志によって環境が選べるように環境のバラエティーも必要だから
皆さんの学びもぜひ教えてください。
☆同じ時に購入した同種の桜苗木。一つは机上に置かれ、一つは庭に植えられた。
☆置かれた環境によって成長のスピードが違うのは勿論、存在意義自体も変わる。(一つは部屋で水を与えられて育ち、部屋の住人を楽しませる。一つは庭に自然に咲き、時に訪れる訪問者も楽しませる。苗木はただ単に伸びて、咲いているだけかもしれないけど。)
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更新日:2021年07月06日