教63 過程（プロセス）を楽しむ 市民ミュージカルオーディション（教育長ブログ R3.7.8）

丹波篠山市民ミュージカルのオーディションの様子を見に田園交響ホールへ行ってきたじょう。

オーディションという名前から、そこから出演者を選ぶのかと思われた方もいるかもしれないが、このオーディションは案内チラシにもある通り「参加者の個性を知るためのもの」で、出演者をふるいにかけるものではない。

10回目の今回は、小学生から70代まで62人がオーディションに挑戦。オーディションでは本番で演出や振付を担当される審査員から質問があったり、歌を歌ったり、即興で演技をしたり、ダンスをしたり。

出演という結果を決めるためのオーディションではないけれど、皆さん緊張感をもって活き活きやられている。館長の説明によると「このオーディション自体を楽しんでおられる」人が多いという。

皆さんのパーフォーマンスには緊張感と共にその場を楽しんでおられる雰囲気があった。自分の得意の歌を歌ったり、ダンスを披露したり、急にやるように言われた演劇もセリフを見ながらも役になり切って演じられていた。見ているこちらにも、楽しさが伝わり、興味深かった。

私たちの人生において結構「結果が重視される」ことが多いが（仕事など）、今回見せてもらった「過程（そのもの自体）を楽しむ」ということがもっとあって良いように思う（趣味・余暇・人生そのものなど）。

結果を気にせず、生きること自体を楽しむ、そういう生き方も大事にしたい。

☆オーディション自体を楽しんでおられる参加者の皆さん。楽しい雰囲気は見る者、周りにいる者にも伝わる。

教育長も教育に関わる過程を楽しみ、子どもと関わる楽しさを伝えて行きたい。