教72 雨あがりの人生 寄贈本贈呈式(教育長ブログ R3.7.21)
市内在住の前川千恵子さんから『雨あがりの人生』という自伝の本を、丹波篠山市の小中養護学校や図書館に寄贈いただいたじょう。
『雨あがりの人生』の中で前川さんは、障がいとともに生きてこられたつらく厳しい自分の人生を数々のエピソードとともに振り返り、
「つらい日々があったからこそ、人の痛みが分かり他人に優しくなれます。悲しい日々があったからこそ、少しの幸福が何倍にも膨れ上がり喜べることを知りました。」(原文ママ)と
言っておられる。
ここまで言えるまでに、どれほどの苦悩や葛藤があったことか、その本当の苦しさはご本人にしか分からないが、この本を読めばそのつらさの万分のいくつかは伝わってきて、差別の不条理や自他の人生を大切にしなければならないことが実感として感じられる。
子ども達にぜひ読んでほしい。特に障がいやいじめ等で苦しんでいる人には、希望の光になるのではないかと思う。
「私のつらい体験が、いつかどこかで見知らぬ誰かのふるえる背中を支えますように。あなたがさみしいときにそっと寄り添うことができれば、嬉しく思います。」(原文ママ)
とも書かれています。
☆この本を読んで生きる勇気をもらい、誰にも生きる意味があることを教えられた教育長は、自分の生きる意味は何だろうと自問した。
そして、この教育長という職を精一杯勤めること、自分らしく笑顔で上機嫌に勤めることだと自答したのですが、これでいいんでしょうか前川さん?
☆ご自身の障がいのある人生を文章と絵でつづり、生きることは決して楽ではないけれど、誰の人生にも自分にしか描けない大切なものがあると説く『雨あがりの人生』
雨あがりにかかる虹はいろんな色が集まって美しい、その虹のように人間もいろんな個性が集まってきれいな色が出る。
☆いろんな苦難を経て雨あがりの虹の美しさに辿り着かれた前川さんから自伝の寄贈を頂く教育長。誰よりも熟読が必要だ。
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更新日:2021年07月21日