教110 誰がなってもおかしくない(教育長ブログ R3.9.22)

更新日:2021年09月22日

認知症の理解への啓発を進めるため、9月21日は「世界アルツハイマーデー」、9月は「世界アルツハイマー月間」と制定されている。丹波篠山市においても市役所本庁舎及び第2庁舎ロビーでの掲示・装飾や庁舎のライトアップ(オレンジがシンボルカラー)などを行い、「認知症と共に笑顔で暮らすまちに」を合言葉に取り組みを行っている。

認知症とは、最も多い「アルツハイマー型認知症」をはじめいろんな原因によって脳の働きが低下し、社会生活や日常生活に支障が出ている状態で、65歳以上の人の18.0%(2020年厚生労働省)に発症しているとなっている。

 

「同じ話を何度も言ったり聞いたりする」

「ものをどこに置いたか分からなくなる」

「それまでできていたことができにくくなる」

「慣れた道でも迷うことがある」

「ささいなことでも怒りっぽくなった」等の

症状が出だしたら要注意。できるだけ早く、かかりつけ医や市役所の「もの忘れ相談センター」に相談してください。

 

認知症も気がかりだが新型コロナウイルス感染の広がりも心配だ。

 

先日記者発表した通り、本市の認定こども園で感染者が確認され、9月21日から10月1日まで学年閉鎖を行っている。

濃厚接触者も多く、自宅待機しなければならない小さな子ども達のため仕事を休まざるを得ない保護者も多いと思われ、子ども達への感染拡大に加えて家族の負担の大きさも非常に気がかりだ。

 

認知症と新型コロナウイルスは全く異なる病気だが、罹った人に対する偏見や人権侵害につながる風評被害という点では共通する部分がある。

 

両症例とも「誰がなってもおかしくない」ことを踏まえて、患者やご家族の気持ちを理解し、自分のできる範囲で支援(風評被害を広げないことも含めて)を行い、大変な時期を乗り越えたい。


 

皆様のご理解とご協力を切にお願いいたします。

 

掲示

☆オレンジ色の装飾や認知症の理解への掲示など啓発に取り組む市役所第2庁舎ロビー

この記事に関するお問い合わせ先

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〒669-2397 兵庫県丹波篠山市北新町41(第2庁舎 3階)

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