教112 ブエナス ノーチェス パラリンピックオンライン交流(教育長ブログ R3.9.28)

更新日:2021年09月28日

丹波篠山市がパラリンピック大会のホストタウンになっているプエルトリコとオンライン交流会を実施。篠山小学校の6年生とプエルトリコの柔道競技ルイス選手(視覚障害)らが交流した。教育長も6年生と一緒に参加してきたじょう。

本番の大会前後の交流はできなかったが、篠山小学校と中南米の島国プエルトリコをZOOMを使って、まるで目の前にいるような交流ができた。関係者の皆さんに感謝します。

 

日本が午前9時、現地が前夜20時という違いはあったが、子ども達とルイス選手や関係者(パラリンピック委員会会長・選手団長・コーチ等)とのやりとりは自然で温かいものだった。

(以下は主なやりとり。「 」は篠小生、『 』はルイス選手)

「柔道の技を見せてください」

自宅と思しき部屋で一人乱取りで、大内刈り・巴投げ等の技を見せた後、部屋の隅から何か持ってきてうら投げ?で投げた後、『今のは人形です』という茶目っ気も。

 

「小さいころの夢は」

『自立すること。大学で柔道に出会ってからは柔道でパラリンピックに出ること。2024年のパリ大会出場が目下の夢です。夢を実現するにはプロセスが大事』

 

「ルイス選手の好きな食べ物は」

『何とかという(通訳の方の言葉を覚えきれず)日本の赤飯のような食べ物。日本食では、スシ・サシミ・オニギリ・ラーメンなど』

「僕もラーメンが好きです」と答えた篠小生に『何ラーメンが好きですか』、児童が「塩ラーメン」と答えると、すかさず『ごはんと一緒に食べますか』。その子は「(ご飯と一緒には)食べません」と返すなど、予定にはないアドリブの応酬。とても自然で面白かった。

 

今度は逆にルイス選手から篠小生に質問(回答者は先生が指名)

『勉強は好きですか。大人になるまで続けられますか』

「勉強は計算するのが好きで、多分、大人になっても続けられます」

 

『日本の良いところを教えてください』

「富士山が見えます」(ん~ 子どもらしい)

 

『日本で人気のあるスポーツは』

(ちょっと二人で考えて)「野球~」。

『もっと人気のあるスポーツがあるでしょう』というルイス選手に

(相手の言ってほしいことを推察した子ども達が全員で)「柔道~」

 

その後、ルイス選手にサプライズ「ハッピーバースデー」。さらにリディア選手団長も誕生日と分かって「ハッピーバースデー」の追加。

 

記念撮影の後、最後の児童代表の言葉には感激した。

「…人を見た目や障がいのあるなしで判断してはいけないということが分かりました。大切なことを教えてもらってありがとうございました」


☆「ブエナスノーチェス」(こんばんは)と始まった篠山小学校6年生とプエルトリコのパラリンピック柔道代表ルイス選手らとのオンライン交流会。

その場での当意即妙のやり取りもあり、英語やスペイン語も交えて物怖じしない子ども達を頼もしく思うと同時に、この機会が子ども達の心に障がいや国境を越えた共生の種をまくことにつながったのではないかと感じた。

中継1
中継2
中継3
中継4
中継5

☆教育長が冒頭のあいさつで披露した、一人「内股」の柔道技はいくつになっても遊び心を持った大人がいることを印象付ける種をまくことにつながればうれしいのだけど

( ^ω^)・・・

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