教311 これからの千年 日本六古窯サミット(教育長ブログ R4.10.12)

更新日:2022年10月12日

日本六古窯は、古来の陶磁器のうち、縄文から続いた世界に誇る日本古来の技術を継承して、現在まで生産が続く代表的な6つの窯(越前・瀬戸・常滑・信楽・丹波・越前)。各産地の市長をはじめ関係者が一堂に会する日本六古窯サミット2022in信楽が、滋賀県甲賀市で開かれ市長とともに参加した教育長は、六古窯の産地が進むべき将来像について思索を深めたじょう。

 

各焼き物の産地は、文化財活用と地域経済の活性化、情報発信や人材育成・伝承、環境整備など共通した課題を有している。

 

基調講演やトークセッション、信楽窯業技術試験場視察や産地視察等を通して、伝統を守るだけでなく新たな価値を創り出していくことの大事さを学んだ。

 

人々の創造性を引き出し新たな価値を創り出していくためには、人を変えるのではなく、環境や発想を変える。例えば、焼き物を作る過程でどうしても出てくるハネモノ(汚れや空気が入ってしまったもの)を、「ほくろやえくぼ」がある作品として、B級品ではなく大事な子ども(生成物)として考える等。

 

視察で訪れた「信楽中学生カンパニー」は、まちの大人と子どもが協働で「新しい信楽焼」を商品として考え、製造から販売までを行う活動。まちで様々な活動を通して、先代から受け継いだ伝統や文化を次世代に受け継ぎ発展させていく。


 

やはり、これからの千年を創っていく(未来を創っていく)キーワードは、「人・子ども」だと感じた。子どもたちに愛され、住み続けたいと思ってもらえるまちづくり、教育を考えて行かなければならない。

 

日本六古窯サミット講演会

日本六古窯サミット講演会

日本六古窯サミットパネルディスカッション

日本六古窯サミットパネルディスカッション

日本六古窯サミット宣言

日本六古窯サミット宣言

信楽窯業技術試験場視察

現地視察 信楽窯業技術試験場

信楽中学生カンパニー現地視察

現地視察 中学生カンパニー

現地視察 信楽マスコットキャラクター

現地視察 信楽マスコットキャラクター