教313 育てたいのは人間力 近畿都市教育長協議会(教育長ブログR4.10.17)

更新日:2022年10月17日

近畿地区107市のうち88市の教育長が奈良市に集まって、令和4年度近畿都市教育長協議会が開かれた。そこでの講演や情報交換を通して、丹波篠山市の子どもたちに育てたいのは、やはり「人間力」だと感じたじょう。

各市の教育委員会は個別の課題もあるが、「中学校部活動の地域移行」「教員の欠員・確保」「生きる力の育成」など共通するテーマも多い。

 

「学力の向上」がテーマとなるところも多いが、いわゆる「学力」(知識・理解)だけでなく、その根底には「人間力」を育てたい。

 

ここでいう「人間力」とは、困っている人を見たら声をかける、手助けをする、人の気持ちを理解する、あいさつやごみ拾いができる等、人間として当たり前のことができるということだ。教育の力によって、その当たり前のレベルを上げることが、「人間力」を高めることにつながる。

 

その「人間力」を高めるためにどうするのか。講演いただいた奈良県立御所実業高校ラグビー部の竹田監督は、ラグビーの練習や試合・合宿を通して、子どもたちに「度胸」(困難に立ち向かう度胸)「復元力」(失敗しても立ち直る強さ)「主体性」「執念」を養うと話された。

 

情報交換会で各教育長は、話し合い活動を通して「非認知能力」(忍耐力・社会性・意欲的・自制心・対処能力)を高める、防災教育や人権教育・ふるさと教育等を通じて子どもの「生きる力」を高めるなどと話された。

 

今回の研究会に参加して教育長は、丹波篠山市では少人数を活かした個別最適な学びとふるさと教育や行事・体験を通した協働的な学びで、子どもたちの「人間力」を伸ばし、各自の長所を伸ばす指導で明るく元気な学校園をつくっていきたいと改めて思った。

近畿教育長会議1
近畿教育長会議2
教育長会議3
「人間力」を高める指導をするには先ず自分の「人間力」を高めなければならないと、会議前の空き時間を使って奈良公園を訪れる教育長。単に自分が歴史好きなだけかもしれない。

「人間力」を高める指導をするには先ず自分の「人間力」を高めなければならないと、会議前の空き時間を使って奈良公園を訪れる教育長。単に自分が歴史好きなだけかもしれない…