教326 これからの公教育 全国教育長会議(教育長ブログR4.11.11)

更新日:2022年11月11日

全国の市町村の教育長ら約190名が東京(霞が関)に集まって、これからの公教育をどう進めていくかについて意見を交換した。北海道から沖縄まで各教育委員会が抱える課題は共通するものも多く、課題解消に向けた取り組みにも共通するものが多いが、中にはユニークで意欲的な実践もあって刺激を受けたじょう。

 

「これからの学校教育~学校と地域の視点から見る課題解決」をテーマに、基調講演や事例発表、意見交換などを行った。

 

基調講演では広島県の平川理恵教育長がこれまで取り組んできた事例やそれに取り組む考え方を話された。民間企業で働いた経験や自分で会社を起こしたこともある平川教育長の考え方の根本には、「子どもの気持ちになって、おかしいことはおかしいと言う」という考え方があり、「平川通信」や「教育長と一般教員がざっくばらんに語る会」、外国も含めて先進的な取り組みをしている所へ職員と一緒に行き面白い授業づくりを一緒にやるという手法で「組織風土づくり」をやってこられたという。

 

オランダで広がっているイエナプランを参考に異年齢集団で学級編成を行い、子どもが自分でやることを決め、年上の子が下の子を教えたり、グループのメンバーと協力しながら学習をするという学校をつくったり、高校入試調査書の欠席欄や所見欄の廃止など思い切った改革に取り組まれている。

 

不登校支援の事例発表を北海道の東川町と岐阜県高山市の教育長がされた。その発表に対して、本市教育長(丹後)は、教育委員会が適応指導教室などの不登校児童生徒の居場所をつくることは大事なことだが、民間のフリースクールや一般社団法人の多世代交流広場など公私を問わず多様な学びの場があることも重要ではないかと質問し、その通りだと同意をもらった。

 

今回勇気を振り絞って、全国の教育長の前で発言したが、これからも子どもたち(それを支える教職員)のために勇気をもって発言(行動)していきたい。


 

☆教育長会議では大勢の人の前でも緊張しないという長所が行かせたが、会場にたどり着くのは方向音痴という弱点が効いて霞が関をさまよいまわった。

全国教育長会議をさまよう
全国教育長会議場内
全国教育長会議場内全国2
会場まで大変だった教育長