教327 より進む取組 西紀小全校学習タイム(教育長ブログ R4.11.14)

更新日:2022年11月14日

以前に紹介した(7月 教267)、全校生(小1~小6 56人)が一堂に会して学び合う丹波篠山市立西紀小学校の「全校学習タイム(全校学び合い)」を再び見に行った。前回からより取組が進み、一層充実した学びに向かっているじょう。

 

大まかなタイムスケジュールは一緒だが、今回はみんなで学び合う「学び合い」の前に、自分で考える「自分学び」の時間が入った。これによって自分が分かるところと分からないところがはっきりし、より「学び合い」が深まると思った。

 

上級生が下級生を教えたり、同じ学年でも教えるのが上手な児童が活躍したり、下級生が自分の頑張りを上級生やほかの大人(先生・教育長など)に見てもらってサインをもらう取組などは、今回も大いに機能していた(今回は学校運営協議会の人も入られました)。

 

今回教育長が特に感心したのは、学年ごとに出される「問題」の質の高さだ。あまり難し過ぎては誰も解けず、簡単過ぎても教え合いは起きない。丁度いい難易度や教え合いが起きる内容の出題は難しいと思うが、教職員も慣れてきたのか、よく考えられたものが多かった。

 

その一つが、教育長が子どもと一緒に解いた(上級生の力を借りながら)3つの正方形の面積の和を求める問題だ。一辺が何センチかを、分かっている数値から、ああでもないこうでもないと言い合いながら子どもと一緒に考えた。上級生も慣れているのか、ヒントは出しても答え(数値)を教えることはしない。

 

数字に弱い教育長もヒントを頼りに、一緒に必死に頑張って、答えが出た時には子どもと手を取り合って喜び合った。

 

去年からこの学びを経験している6年生に聞いてみると、全校学習タイムで友達と一緒に学ぶのは楽しいと言う。


 

この取組がさらに進化(深化)して、子どもたちの主体的で深い協働的な学びが深まっていくことを期待しています。

全校学び合い1
学び合い2
学び合い3
学び合い4
学び合い5
学び合い喜び合う子どもと教育長