教330 歓迎の気持ちを伝える 全国伝建地区役員会(教育長ブログ R4.11.18)

更新日:2022年11月18日

全国伝統的建造物群保存地区協議会役員会が東京(都道府県会館)で行われ、来年度の伝建協総会・研修会を5月22日から3日間、丹波篠山市で行うことが正式決定された。市長に代わって出席した教育長は歓迎の熱い気持ちを伝えてきたじょう。

 

伝統的建造物群とは、周囲の環境と一体をなして歴史的風致を形成している集落や町並みであり、市町村がこうした地区の保存・活用を図るのを国が支援するために選定された地区は、昭和50年当初の7地区から増加を続け、令和4年11月1日現在で全国43道府県104市町村の126地区となっている。

 

全国の伝建地区ではこれらの貴重な財産を磨き次世代に受け継ぐため、自治体と住民が協力して取り組んでいるが、伝統的建造物の保存修理には多額の費用が掛かり、国の支援なくしてはやっていけない。

 

全国伝統的建造物群保存地区協議会は、毎年役員会や総会・研修会を行い、保存活用のための予算充実等の国への共同要望や情報交換等を行ってきた。

 

毎年交代で全国各地で行われる総会が来年度に本市で開催される。令和2年に開催予定だったが、コロナ禍のため2年連続で開催できなかったこともあり、令和5年度こそはと、市長をはじめ行政・市民・関係者一同心待ちにしている。

 

これまで本市が取り組んできた、伝統的な街並みを活かしたまちづくりを全国の人に見ていただきたいという熱い気持ちを、今回お集りの役員(市町村長・代理者)や文化庁課長等の前で伝えた。


 

言葉だけでは伝えきれないと思った教育長は、急遽(という割には扇を準備していたが)伝統的芸能の「小謡い」の披露も行ったが、歓迎の気持ちの一端は伝わったか。来年の5月22日~24日が楽しみだ。

伝統的建造物群役員会1
伝統的建造物群2