教360 こちらが学ばせて頂く 高齢者大学講師(教育長ブログ R5.1.16)

更新日:2023年01月16日

丹波篠山市の高齢者大学は全7学園(あおやま、かやのみ、羽束、たき、しゃくなげ、たんなん、さぎそう)があり、教育長は今回そのうちの今田まちづくりセンターで開催される「さぎそう学園」一般教養講座の講師をさせていただいた。『きょうようはありますか』というタイトルで、高齢期を機嫌よく生きるヒントをお話したが、人生の先輩の皆さんから逆にこちらが一杯学ばせていただいたじょう。

 

さぎそう学園の皆さんは、長年通っておられる方も多く、皆さん仲良しで笑い声いっぱいで、とてもいい雰囲気だった。

 

教育長はこれまでの人生やいろんな本や出会いで学んだ、高齢期も含めて毎日を機嫌よく暮らす知恵みたいなことを話せてもらった。

 

その中で『きょうようはありますか』と問いかけて、語呂合わせで「教養」と「今日用(事)」の二つの大事さを訴えたが、他にも教員としての経験から「押しつけよりも自然な心の交流が相手に響くこと」、「見返りを期待しない行為の大切さ」、「感謝とご縁を大切に生きよう」等と呼びかけた。

 

柔らかく生きることの大事さを知ってもらうため、ペアでゲーム等もしてもらったが、皆さん積極的に参加してくださり、爆笑の渦。こんなに盛り上がった講演は自分の講師人生でもそうはない。

 

後半では逆に参加者の皆さんに「機嫌よく生きるヒント」をうかがったが、「健康は趣味一杯に生きる日々」(川柳)、「自然体で身の丈に合った生活を送る」「ありがとうを5万回言う」「一人暮らしはストレスがない」等、たくさん大事な教えを頂いた。何よりも、仲の良い仲間と過ごす場があることの素晴らしさを実感させてもらった。


 

教育委員会は未来を担う子どもの育成が大事な仕事だが、高齢者(大人)が楽しく生き生きと生きる家庭・地域は、子どもたちの成長にとってもプラスなのは間違いない。子どもも大人も笑顔で暮らせる社会をご一緒に作っていきましょう。参加者から学ぶ頼りない講師はそう考えた。

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