教361 見慣れた景色の中に歴史がある 八上城跡ワークショップ(教育長ブログ R5.1.17)

更新日:2023年01月17日

地域の歴史資産である史跡八上城跡の保存と活用について、理解を深めるため、専門家の講義とワークショップが開催された。地元でもある教育長は、グループでの話し合いを通じて、日頃見慣れた景色の中に歴史資産がある地域の価値を改めて感じたじょう。

 

来年度から予定している史跡八上城跡保存活用計画策定に向けて、どのような計画や整備が必要かを考えるために開かれたワークショップ。

 

まず初めに、各地の史跡の保存活用に関わる仕事をしている会社の方に、・史跡とは ・保存活用計画とは ・史跡八上城跡について ・他の地域の山城跡における保存整備活用の例について等を講義してもらった。

 

その後二つのグループに分かれて、「あなたが思う八上城跡のいいところ、伝えたい魅力は」や「八上城跡を未来に受け継いでいくために何が必要か」等のテーマについて意見交換を行った。

 

出た意見としては、

・八上城は土の城(中世 山城)、篠山城は石の城(近世 石垣)、違うタイプの城が一望できる丹波篠山は素晴らしいところ

・何気ない地域の風景の中に隠れている大きな歴史の意味を知る

・山頂の城跡だけでなく、麓の政庁屋敷跡も含めて当時の政治や暮らしを見ていく

・八上城の歴史的魅力をしっかり情報発信していく

・先生の学習機会を確保し、小学生に分かりやすく八上城の歴史や魅力を伝える

・JR篠山口駅からの交通アクセスを良くする

・山頂にバイオマストイレを作る

・案内板や分かりやすいルート案内が必要(教育長はかつて道に迷って家に帰れなかった経験あり)etc.

いろんな意見が出た。

 

歴史に興味と感心、知識を持つ地元の人や他市から駆けつけてきた(本市と何らかの関わりはある)人たちの熱い思いに触れて、地元民でもあり、今は保存活用計画を担当する教育委員会にいる教育長は改めてその責任の重さを痛感した。


 

いろんな人と力を併せて、史跡の保存活用とそれを通したまちづくりを進めて行きたい。

八上城ワークショップ5
八上城ワークショップ2
八上城ワークショップ6
八上城ワークショップ4