教368 当たり前は当たり前ではない 全国サミット(教育長ブログR5.1.27)

更新日:2023年01月27日

地域共創をテーマとした全国の市長村長、教育長が集まる全国サミットが、東京ビッグサイトで開かれ参加した。「多様性にあふれた寛容な地域づくり」の基調講演も、「地域活性化に向けた取り組み事例」の発表も良かったが、地元の大雪のために帰宅に難儀し、一時は次の日の出勤も危ぶまれる事態に遭遇した。時間通りに列車が来ること、朝いつものように出勤できる日常の当たり前が、実は当たり前のことではなく、いろんな条件に恵まれた大変貴重なものであることに気づかされたじょう。

 

東京ビッグサイトがあるのは東京湾のお台場の近くで、辺りには新しい建物も多く絶景が広がっていて、会議が始まる前は青空で天気も良かった。

 

会議では、「競争・所有・依存」の時代から、「協力・共有・自立」の時代になったこと、ミクロ(小さな)な視点でのまちづくりやハードだけでなくソフト面に力を入れたまちづくりの大切さ等を学んだ。

 

新たな移住者と地域の人の交流の場づくり、しかもその場を大そうにするのではなく、気軽なものにする大事さ等についても学んだ。その後、地元から降雪悪天候の知らせが入り、少し早めに会場を後にしたが、その後が大変だった。

 

新幹線は京都あたりでスピードを落としながらも、何とか新大阪駅に到着した。車中からは降雪の中、あちこちで渋滞が続く車列を目にして、不安な気持ちが高まってきた。

 

新大阪駅から大阪駅に向かう列車が100分以上の遅れで、やっと来た列車は超満員で、挙げた手も降ろせないほどだった。大阪駅から篠山口駅に向かう特急は運休だったので、普通車に乗ったが、これがまた満員で押し合いへし合い。それでも、宝塚駅・三田駅と進むにつれて乗客は減ってきたが、代わりにいくつかの駅で動かなくなって(停車時間が長くなり)、果たして篠山口駅までたどり着けるか怪しい状況となってきた。

 

翌日は朝から用事が入っていたので何としても今日中に帰宅したいという祈りが通じたのか、何とか篠山口駅には到着できたが、それから十センチ以上積もった駐車場から山際の自宅まで自家用車で帰るのが、これまた難儀だった。最後にマイカーは自宅の坂の途中でスリップして動けなくなった。

 

今回の体験を通して、列車が時間通りに運行していること、車で普通に目的地まで行けること、朝いつもの時間に出勤できること等普段当たり前と思っていたことが、実は当たり前ではなくとても恵まれたことであることが分かった。


 

今回の全国サミットの学びと帰路の悪戦苦闘で気づいたことを、今後の教育行政・人生に活かして行きたい。翌日の所属長会議で早速この話ができたので、いつも会議で何を話すかの悩み解決には役立ったのだが。

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