教390 活発な質疑応答 篠山鳳鳴高校探究Day(教育長ブログ R5.3.8)

更新日:2023年03月08日

令和4年度県立篠山鳳鳴高校第2回探究Dayが体育館で行われ、第1部の全体発表(代表班のスライド発表)と第2部のポスターセッション(全50班が前半と後半に分かれて発表)の様子を見てきた。発表者も工夫して発表していたが、聞く方も真剣に聞いてしっかり質問していた。質問に対する応答も適確で、見ごたえ聞きごたえのある探究Day(発表会)だったじょう。

 

探究は自分たち(2名から4名で1班)が関心のあるテーマについて探究(なぜそのテーマをやるのか、どういう方法でやるのか、つかんだ内容を人にどのように伝えるのかを研究する)する授業で、この日は1年生は1年間、2年生は2年間の成果を発表した。

 

どのテーマも興味深いもので、中には市政や教育委員会に関するものも多く、たいへん参考になるものや耳の痛いものもあった。

 

・振徳堂(鳳鳴高校のルーツの藩校)の教育に学ぶ ・篠山城の魅力と特長 ・質の高い教育とは ・丹波篠山市の待機児童をなくすには ・高校生の通学を便利にするためにバスの時刻を見直す ・デカンショ祭りの人気と知名度をもっと上げるには ・獣害対策 ・挨拶による性格の変化 ・地方農村都市の環境が子どもの成長に与えるメリット ・音楽と歯垢の落ち方の関係等

 

質疑応答も活発で、例えば「見たい夢を見るにはどうすればいいのか」という発表で、「(寝る前に)ストレッチや好きなものを食べるといい」と発表者が言えば、「良い夢と悪い夢の定義は」という質問があり、「テンションが下がるのが悪い夢です」等と答えていた。

 

「地域行事や自然に親しむことで、自己肯定感や道徳観、正義感などが高まるというデータを紹介して、丹波篠山で子育てをするメリットをアピールして若い世代を呼び込みたい」というような発表は、正に教育委員会が言いたいことと同じで、教育長はそのグループを高く称賛したのち、早速元データを送ってくれるようにお願いした。

 

こうした学習は、これからの社会で求められている力を養うもので、ここで培った思考力(論理性)、表現力、協働性を活かして、これからも地域の課題に挑戦し地域を支える人財に育ってほしい。


 

☆スライド発表後の講評で、教育長は市長と掛け合いで生徒発表の優れた点や市政・教育に生かしたいという意欲を表明し、「みんなで力を合わせて丹波篠山を盛り上げようエール」をやったが、今一つの盛り上がりで、「ボケとつっこみ」力や「どんな場でも盛り上げ」力の弱さを痛感した。今後精進します。

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