教392 飛び立とう 中学校卒業式(教育長ブログ R5.3.10)

更新日:2023年03月10日

3月9日に市内5中学校の卒業式が行われた。教育委員会告辞を担当する教育委員会と祝辞を述べる市長部局は、分担して式に参加した。教育長は今田中学校の卒業式に参加したが、仲の良い卒業生26名がみんなで作り上げた3年間を振り返り、先輩を慕う在校生(1・2年生全員が出席)が別れを惜しむ光景には思わず涙がこぼれた。出席の保護者や教職員の中にも目頭を押さえる人が多く見られ、感動的な卒業式だったじょう。

 

今田地区は小さい時から同じクラスで学ぶ生徒が多く、中学校卒業後はいくつかの高校に分かれて進学するので、余計にみんなで過ごすのはこれが最後という気持ちが高まるのか、感情がこみあげてくるのが側で見ていても伝わってきた。

 

校長先生は一人一人に「おめでとう」と声をかけながら卒業証書を渡された後、式辞で「皆さんはクラスの仲が良く笑顔があふれていて、一生懸命を楽しむことができた。…困難をチャンスに変えていく力を身に付け、まっすぐ大きく成長できた。…あなたを必要としている人がきっといる。いくつになっても成長し続けて行ってほしい」等と話された。

 

在校生送辞では、「いつも良き見本を見せてくれた皆さんは目標であり、あこがれでした。面白く楽しい先輩…本気で取り組むから楽しいと分かりました…先輩から学んだ伝統を受け継いでいくので、安心して羽ばたいていってください」等と別れを惜しんだ。

 

卒業生代表3名が読んだ答辞冒頭の「大切な3年間が今日で終わる」の一言には泣かされた。3人が交互に中学校生活を振り返る場面で、一人が「いつまでもずっと…」と言った後涙で言葉が続かなくなった時、別の一人が自然と代わりに言葉を継いだ。こんな咄嗟のフォローができる関係性に、普段の温かい人間関係が察せられた。

 

「先生の話から人としてのあり方が学べました」「明日からは2年生がリーダー、大丈夫自信をもってがんばってください」「いつも一番近くにいてくれてありがとう」等と先生や後輩、家族に感謝やメッセージを伝える一言一言が心に響く。


 

最後の全校合唱で全学年で歌った『旅立ちの日に』の、「この広い大空へ 飛び立とう 未来(若い力)信じて」の言葉を、教育長からも心を込めて贈りたい。

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