教403 異文化体験 東雲高校フランス訪問報告(教育長ブログ R5.3.28)
このほど国の日仏農業教育連携フランス訪問プロジェクトで、令和5年2月7日~11日にフランスの農業高校等を訪れた篠山東雲高校生が、フランス側パートナー校のあるイッサンジョー市の副市長からの品(プレートとマフラー)を持って市長を訪問した。一緒に報告を聞いた教育長は、生徒たちが今回の貴重な異文化体験を今後の人生や学校生活に活かしてくれることを確信したじょう。
今回このプロジェクトには全国から4つの農業高校が選ばれた。兵庫県からは篠山東雲高校だけで、校内では2年生の西嶋君と西田君、1年生の粟野君が選ばれた。
彼らは動画を交えながら、往きの飛行機から、滞在中の農業高校との交流や市場・商店・町並みの様子、帰りの列車や飛行機まで、感想を入れながら分かりやすく説明してくれた。
せっかくの報告なので市職員も参加して、質問も交えながら、報告を興味深く聞かせてもらった。
リヨン近郊のプレサン高校では野菜や花の種を、土に種を混ぜ込む栽培方法に驚いたり、その土も化学肥料を使わず土をふるいにかけたり手で崩しながら入れる有機農法的なやり方が参考になったと言う。
篠山東雲高校のパートナー校であるイッサンジョー市のウジェニジュベル農業高校ではグーグル翻訳を使って交流したらしい。校長先生のご自宅で晩御飯もご馳走になったそうだ。
3人は夫々、日本のアニメがフランスでも浸透していてうれしかった、日本の治安の良さや清潔さに改めて気づいた、夕食に2時間もかけるなど価値観や食文化の違いを知ることができた等と感想を述べた。
海外は初めてだという彼らの異文化体験は、間違いなく今後の人生に生きてくる。引率の先生を始め、この貴重な経験の機会を与えてくださった皆様に感謝します。
教育長もかつて生徒たちを引率してオーストラリアに1週間ホームステイしたことがあるが、その時の体験が人生の中でも最も幸せな時間だった。海外引率がそれほど幸せな時間だというのは、他の幸せ時間の少なさや引率の緊張感や心労はなかったのかということは気になるが、ともかく海外の異文化体験が大きなインパクトであることは間違いない。
更新日:2023年03月28日