教405 少人数こその 大山小学校卒業式(教育長ブログ R5.3.30)

更新日:2023年03月30日

丹波篠山市立大山小学校の卒業生は12名。少人数ならではこその固いきずなで、「みんなとずっと一緒に過ごせたこと、本当に感謝しています」の言葉が心にしみた。卒業証書を受け取った後、一人一人が今の思いを会場に向かって発表したり、在校生全員が参列してお別れの言葉を言ったりする卒業式も少人数だからこそできること。ていねいな学習指導や生活指導も含めて、少人数の良さが発揮されていたじょう。

 

卒業生は一人一人卒業証書を受け取った後、将来の夢・中学校でがんばること、卒業に当たってのメッセージ等を大きな声で発表した。

 

「水族館の仕事がしたい、自分が作った野菜を使う調理師になりたい、消防士になりたい、人の心に寄り添える人になりたい、動物に触れあう仕事がしたい、中学校では勉強も部活も頑張る、家族・先生・クラスの仲間ありがとう」etc.

 

校長先生は式辞で、「大好き自分 大好き友だち 大好き大山」(自分を好きな人は周りの人も大切にし、地域を大切にする心は、人や社会や環境、世界を大切にできる)と、「夢や目標に向かって楽しくあきらめないで努力を続けることの大事さ」を、WBCの日米野球決勝を例に、真剣な中にも楽しく全力で取り組むことの大切さを話した。

 

在校生は口々に呼びかけ形式で卒業生一人一人に感謝の言葉を述べ、「〇〇さんは、折り紙の折り方をやさしく教えてくれた」「△△さんは、休み時間にいっぱい遊んでくれた」等、最後は「これからは私たちが良き伝統を受け継ぎます」と決意を語った。

 

卒業生も呼びかけ形式で、夫々の学年での行事や思い出を述べ、最後は「(私たちは)希望を胸に進んでいきます。ありがとう大好きな大山小学校」と締めくくった。

 

少人数だからこそできる一人一人にスポットライトが当たる卒業式。こうした機会は他のいろんな授業や行事でもみられ、これらの体験を通して、大山っこは一人一人の個性を伸ばしていく。


 

少人数を活かして、一人一人にていねいに接し、その子に応じた教育を展開する。この「個を大事にする教育」は、少人数の学校園はもちろん、比較的大人数の学校園でも、丹波篠山市全体で取り組んでいます。

 

大山卒業式1
大山小卒業式2
大山小卒業式3
大山小卒業式4
大山小学校卒業式5
大山小学校卒業式6