教218 未来を「生きる力」の中身 近畿教育長協議会総会(教育長ブログ R4.5.6)

更新日:2022年05月06日

新学習指導要領でも「令和4年度丹波篠山の教育」でも、変化の激しい不確実性が増すこれからの社会において、子ども達につけたい力として、未来を「生きる力」「生き抜く力」をあげている。その具体的な中身については、法令や学習指導要領、教育振興基本計画や市の教育大綱等を踏まえて、各学校や各校長先生、各先生方が考え進めてくれているじょう。

 

「生きる力」の中身は、よく言われる「確かな学力」「豊かな人間性」「健康・体力」など知・徳・体の全人的な資質や能力をいい、思考力や判断力・表現力の育成なども重要なことと言われている。さらに具体的には、時代や人によって強調される内容が変わってくる部分もある。

 

今回奈良県で、『「生きる力」を育み未来を拓く豊かな学びの創造』をテーマに開かれた近畿都市教育長協議会定期総会に出席して、奈良先端科学技術大学院大学の塩崎学長の講演を受けたが、そこでは「共創」をテーマに新たな視点が語られた。

 

新たな価値の創造を目指すためには、私たちが互いの多様性を認識し、相互の理解と尊重に努めるとともに、差別を認めず、相手に対する敬意と思いやりを持って意見を交換する「共創する力」が大切と言われた。

 

複雑な問題を解くためには、様々な専門分野や社会全体が協働して共に新たな価値を創造する共創する力(総合知)が求められている。簡単に言うと「チームワーク力」が必要と言うこと。

 

従来より冒険教育等を通じて「チームワーク」や「コミュニケーション」の大切さを痛感する教育長としては、我が意を得たりの気持ちだ。

 

これからもさらに力を入れて、チームワークとその背景となるお互いを尊重する心・思いやりの気持ちの大切さを訴えて行きたい。


 

☆近畿都市教育長協議会で隣になった加西市の民輪めぐみ教育長。民間企業にお勤めだったという異色のバイタリティあふれる方で、いろいろなお話をさせていただき多くの気づきを得ることが出来た。やはり多様性とコミュニケーションは大切を実感した。

☆奈良県のマスコット「せんとくん」と写真を撮る教育長。良好なコミュニケーションや「共創」にはユーモアも必要だと思います(これについては講演では触れられませんでしたけど)。

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