教230 多彩な顔ぶれ 兵庫県都市教育長協議会(教育長ブログR4.5.27)

更新日:2022年05月27日

令和4年度第1回兵庫県都市教育長協議会が丹波篠山市で行われた。開催市として議長を務めた教育長は、おもてなしの心と柔らかな進行で活発な意見を引き出そうとしたが、そんな思惑を超えて、各教育長は多様な意見で、学びの多い会にしてくださったじょう。

 

県内29市が加盟するこの会議、当日は欠席や代理出席もあったが、随行者や事務局員も含めて多くの市教委関係者が丹波篠山市民センターに集まった。

 

冒頭の令和3年度歳入歳出決算や令和4年度役員人事、令和4年度歳入歳出予算案などの議事についてはシナリオ通り粛々と進んだ。

 

ところが、議題に入ると提案市や事前に回答をお願いしていた市はもちろん、手を挙げていろんな市の教育長が発言され、事前に決められたテーマ以外にも各市の抱える課題や教育行政に対する各教育長の意見が述べられ、出された意見に対する応答もあって、非常に多くの気づきや学びを得ることができた。

 

例えば、各学校における先生方の業務を支援するスクール・サポート・スタッフの配置については、国や県の補助を活用したり、独自の工夫で市費で配置したりする例が発表されたり、共通で国や県の補助率の拡充を求めたりする意見が交換された。

 

全国的にも不足する教員や管理職の確保についても、教育大学との連携や募集の仕方の工夫などの意見が出されたり、教員研修の工夫についても対象者から学びたいことを出してもらって研修を進めるなど効果的な研修の例が紹介されたりした。

 

他にも学校給食の材料値上がりに対する保護者負担の軽減をどのように実施していくか等についても意見交換があったり、実に学びが多かった。

 

出された意見の中身もそうだが、その説明の仕方、しゃべり方も各教育長の個性が光っていた。論理的に明確に説明する人、心情に訴える人、財政や行政に関する豊富な経験や知識をもとに分かりやすく具体例を示す人、出された意見に感謝する人(本市教育長を含む)、関連して各市の良さを披歴する人(次期開催市教育長含む)…


 

☆このような多彩な教育長がそれぞれの経験や長所を活かして各市の教育行政を引っ張っておられる。刺激を受ける中、自分はどんな個性で職責を果たしていくのかと考え、やっぱりこれしかないと右手を突き上げて「オー」のポーズで元気を届けようとする本市教育長。会場はいつものように「クスッ」とした静かな反応。

会議1
会議2