教256 息の合った授業 多紀小学校(教育長ブログ R4.7.7)

更新日:2022年07月07日

福住・大芋・村雲の3つの小学校が統合して7年目を迎える多紀小学校で、素直で人懐っこい児童と先生の息の合った授業を見せてもらったじょう。

 

「大勢の人が見に来られて(この日の学校訪問は市教委6名)緊張する?」という先生の問いかけに、子ども達は「全然緊張しない」。先生が「初めて教科書読むの心配?」と聞けば、子どもは「心配ちゃう」と答えて、教科書を指で押さえながら、みんな一緒に大きな声で読んでいた。

 

道徳の「たけしさんのスピーチ」の授業では、一人一人が端末で自分の感想を打ち込んだのを見て、先生が「みんなの入力を(順に中央の画面で)見て行っていいですか」と聞かれれば、「ちょっと待って」と子ども達。まだ入力ができていないお友達のことを気にしてのことだと思われる。

 

算数の授業で先生が「(四角形を)種類ごとに分けてみて」と問われると、「分けれた」。「この四角形(辺の平行が一つもない)の仲間おる」と聞かれれば、「おらへん」と子ども達。

 

また別の図形を重ね合わせて合同の意味を理解する授業では、実際の大きな三角形や四角形を重ね合わせて判定するところで、先生が「ドラムロール」と言えば、子ども達が「タラタラタラタラ・・・」と口を合わせる。

 

ともかく、先生と子ども達の受け答えがスムーズで、息があっていて、見ているこちらも楽しくなる。

 

先生が真剣に説明される場面では、子ども達も静かにしっかりと聞いていた。

 

中にはいろんな課題を有する子どももいるが、その子の特性に応じた対応を大事にされている。校区も広く、いろんな考え方の保護者や様々な環境で生活する子どももいる。校長先生の方針もあって、多紀小学校では、人間性の幅やダイバーシティ(多様性)を大事にしたユニバーサルな学校づくりに取り組まれているが、子ども達の生き生きした表情、先生と子ども達の息の合った授業を見ていると、その取り組みが実を結びつつあるように思う。


 

☆先生と児童の息の合った多紀小学校の授業。

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