教277 歌い継ぐ歴史 日本デカンショ節大賞授賞式(教育長ブログ R4.8.15)

更新日:2022年08月15日

本年度のデカンショ祭は中止になったが、第12回目となる「日本デカンショ節大賞」の歌詞の募集は行われ、審査会を経て受賞者が決定し、このほど市役所一階の市民ホールで授賞式が行われた。受賞歌詞は正式にデカンショ節に認定され、今後も歌い継がれていくじょう。

 

デカンショ節は丹波篠山市に伝わる民謡・盆踊り歌で、江戸時代の民謡を起源とするが、明治後期から大正時代にかけて学生歌として流行した。

 

「日本デカンショ節大賞」は『民謡に乗せて歌い継ぐふるさとの記憶』をテーマに新たな歌詞を募集し、時代ごとの風土や人情、名所、名産品を後世に歌い継ぐ取組。

毎年市内外の多くの方から応募があり、その中から大賞・優秀賞・こども・若者賞などの各賞が決定され、入賞者には表彰状及び受賞歌詞が入った丹波焼の皿が授与される。

 

今回の受賞作品の主なものは、大賞が

「農業遺産の我らが誇り 黒い宝石 丹波黒」(加戸 仁志様)

こども・若者賞が

「たんばささやま生きものいっぱい 田んぼ 山 川 あそびばだ」(原田 陽様 ⦅城南小学校2年⦆)

観光甲子園賞が

「高城山の峰より望む 稲風にそよぐ海原や」

 

最後の作品は篠山鳳鳴高校インターアクト部の生徒が作ったもので、他にも3点が入賞している。

 

 

丹波篠山は歴史・文化・伝統を誇るまちだが、こうしたものは受け継がれてこそ真価を発揮する。 今回の授賞式でも、小学生や高校生が受賞したのは心強い。 こうした歌詞とともに、郷土の風土や人情、名所や名産を歌い継ぎ、それらを大切に守り継いでいきたい。


 

☆ちなみに教育長が好きな古くからある歌詞は、

「デカンショデカンショで半年や暮らす ヨイヨイ

後の半年や寝て暮らす ヨーイヨーイデッカンショ」

なかなかこの境地には達しませんけど、いつかは目指したいものです。

デカンショ5
デカンショ6
デカンショ7
デカンショ8